エレベーターにおける視覚障害者の利用に対する対策は、階数ボタンの浮き出し文字や点字併記、到着階の音声案内などの工夫がされている。視覚障害者が点字などで階数ボタンを識別して押しても、他者が途中の階のボタンを押すと降りる階か判らなくなるため、到着階の音声案内は必須であるが、旧式のエレベーターには音声案内機能がない施設もあり、新設するには多額の費用と時間がかかる。
そこで、当社が開発した各フロアのエレベータードアの外側に設置する「フロア音声案内装置」は、電源を確保しにくい環境でも電池駆動タイプなので、すぐに稼働させることができる。100Vの電源が確保できれば、電源タイプの設置も可能にしている。
基本音声の「○○階です、ドアが開きます」以外に、フロアごとに音声内容を変えて提供します。
※「ドアが閉まる」「昇降方向」の音声機能には対応していません。
エレベーターのフロア音声ニーズに応えて、独自開発した装置【新登場】
階音くん <Kaion-kun>が解決します!
乾電池タイプは現在実証実験進行中で、電池の減り具合から1年以上稼働するものと推測される(ドアの開閉頻度にもよる)。両タイプとも手の届かない高所に設置することになるため、施設・設置場所の状況によって選択してください。
機器構成:本体/単4乾電池x 3/マグネットセンサー/磁石
エレベータードア外側のフロア壁面に、本体をマジックテープで固定するか可能であればネジどめをします。磁気センサーがドアに接しない位置を決めてから、ドアに丸磁石を取付けた後に、磁石の位置に合わせて磁気センサーを強力テープで貼り付けます。
サンプル音声「2階です、ドアが開きます」